“敬酒茶(お酒やお茶を勧める)”
チベット人の家へお客が来ると、その家の主人は客にお酒(一般的には青稞酒)を勧める。
青稞酒は蒸留されていない醸造酒(中国の黄酒に近い粗酒)で、アルコール度数はおおよそ15~20度。
客は主人からお酒を受けると、先ず三口啜り、一口飲むごとに主人は杯いっぱいまで酒を注ぎ足し、客は最後の一口で杯の酒を飲み干さなければならない。
お茶を飲むのは日常の礼節であり、客が家に入り席に着くと、主婦或いは子女達がバター茶を注ぎにやってくる。しかし、バター茶を注がれたからといって、客は自分から飲んではいけない。主人が席に着くのを待って挨拶を交わした後に、飲み始めるのが礼儀なのである。
“餽贈(贈り物をする)”
チベット族は贈り物を重視する。普通は慶事がある毎に必ず祝意を表して贈り物をし、贈り物を受け取ると、必ずお返しをする。
贈り物のお返しの際には、受け取った品目(金額)にさらに色を付けた物を返さなければ、失礼となる。

