チベット自治区社会科学院と中国社会科学院工業経済研究所の専門家が共同で行った「青海チベット鉄道がチベット社会・経済の発展に与える影響と問題点」という調査は、鉄道が開通すると、チベット旅行に低料金の交通手段ができ、旅行費用が安くなる、またチベット観光の企画やチベットを旅行する人の数などに大きな影響を与えると予測している。
観光業界の関係者は、鉄道の開通によってこれまでのような「海外旅行よりチベットに行くほうが難しい」状態が改善され、チベットの観光業が「黄金時代」を迎え、国内外の観光客にとってチベット旅行がそう遠いものではなくなるとみている。
青海省の省都西寧とチベット自治区の区都ラサを結ぶ青海チベット鉄道は全長2000キロ近くあり、途中に青海湖、昆侖山、ココシリ、三江源、蔵北草原、ポタラ宮など中国だけでなく世界的に有名な観光スポットをもち、神秘的色彩に満ちたトップクラスの景勝観光ルートでもある。鉄道は青海チベット高原の果てしないゴビや真っ白な雪山、見渡す限りの草原などと一つになり、沿線の風景は美しく、見切れないほどである。また野生保護動物のためのココシリ自然保護区と羌塘自然保護区および長江、黄河などの源流の景観が楽しめる。
青海チベット鉄道建設指揮本部の黄弟福本部長は新華社記者のインタビューに次のように語った。鉄道完成後、黄金観光特別コースを開設し、青海チベット鉄道公司が豪華観光列車を走らせる。列車の客室はコンパートメント型にし、バーや酸素バーを設ける。また医療サービスを充実させ、乗客が旅の途中の高山病をあまり心配しないでいいようにする。さらに「スター級ホテル」並みのサービスを提供する。
現在、チベット、青海、四川、雲南の西部4省・自治区は青海チベット高原の豊富な観光資源に大きな関心を寄せている。チベットと青海が観光開発取り決めを結んだほか、チベットと四川、雲南は「大シャングリラ」観光資源の開発を目指し、今後10年間に合わせて500億元(1元=約15円)を共同出資して、「大シャングリラ」エコ観光区を設置し、中国西南部を世界的な高級観光地の一つにすると発表した。
(ラサ2月26日発新華社)
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