珍珠(※)灘:
海抜2433m、幅約160m、面積9.5万㎡、カルシウム質の扇状灘
山を巡る公道の傍らに緩やかで長い様々な潅木が立ち並ぶ浅い灘がある。桟橋がその灘を渡し、激流に迸る飛沫がまるで巨大な帆立貝の中の真珠のように見えるため、珍珠灘の名がついた。
※珍珠=真珠
珍珠灘瀑布:
海抜2433m、滝の頂上の幅310m、最大の落差40m
珍珠灘の上流から流れてきた水が崖から滑り落ち、広い新月型の滝となった。珍珠灘桟道に沿って道を下ると、現れる壮大な滝こそ、珍珠灘瀑布である。滝は谷底に落ちる際、耳を振るわせる轟音を放ち、怒涛の如く流れる水と飛び散る飛沫が奔流となって流れ去る。
九寨溝中のどの流れよりも済んでいて、美しく、また、流れが急で、流れの音が激しいことで有名である。
激流の左側の桟道は、この碧玉の流れを最も楽しむ事ができる絶好のスポットである。
金鈴海:海抜2435m
大小二つの高原湖がぴったりと隣り合い、まるで鈴のように見えるため、その名がつけられた。その中の小さい方の高原湖は深さ103mと、九寨溝の全ての高原湖の中で最も深い湖である。山を巡る公道から金鈴海を見下ろすことができる。岸辺に密生する濃緑の草が風に靡く様をみると、本当に済んだ鈴の音が聞こえてくるような気がする。
孔雀河道:
孔雀河道の長さは310m、その先は五花海北端に連なり、狭く長い河道は森林を縫うように蛇行しつつ、抜けていく。その両岸には草木が生い茂り、澄み渡った水流の色はエメラルドグリーンやコバルトブルー。日の光を受けて黄金に輝く波が立つ。
五花海:
海抜2472m、水深5m、面積9万㎡
五花海は“九寨溝無二の湖”と呼ばれる。
湖底にはカルシウム質の沈殿物が蓄積し、各種の彩り鮮やかな水草が静かに靡く。
湖には多くの倒木が沈んでおり、湖の中を覗くと、斑点のような模様となって、まるで青や緑、オレンジに赤など、宝石のような輝きを見せている。
黄昏時になると、まるで夕霞の中、湖底で火が燃え、湖面には星が飛び跳ねているかのように見える。
熊猫海(※):
海抜2587m、平均水深14m、面積9万㎡
熊猫海は湖水が澄み渡り、景色の投影が美しいことで有名である。風が穏やかで、日が静かに降り注ぐ晴れた日、青空に白雲が立ち上る。岸辺には幾層もの木々が重なり、波が静かに光り、山の影が揺れる、少し朦朧とした光景。
以前、九寨溝でパンダが最も多く目撃されたということから、この名がつけられたのだという。
※熊猫=パンダ
熊猫海瀑布:
海抜2592m、高さ78m、滝の頂上の幅50m
滝は三段に分かれて流れ落ちる。
熊猫海の北側にある展望台に沿って、少し急な梯子を下ると、右側に流れが急に谷底へと落ちる場所がある。
その谷底を見下ろすと、途中で水が更に跳ね上がって断崖を滑り落ちるところに、突出した壁と巨石が数段に折り重なり、それはもう壮観である。
箭竹海:
海抜2618m、深さ6m、面積17万㎡
箭竹海の湖底は広く、水の色は青々と澄んでいる。湖岸の周囲には多くのヤダケが群生している。ヤダケはジャイアントパンダが好んで食すため、箭竹海と熊猫海は隣り合ってこの名がつけられたとも言われている。
2001年に発表され、日本でも一大センセーションを巻き起こした張芸謀監督の映画『英雄(日本名:HERO)』。
この映画のワンシーンである、ジェットリーとトニーレオンが水上で戦う場面の撮影はここで行われたのだという。
箭竹海瀑布:
海抜2618m、高さ7m、幅150m
箭竹海の流れは林へと続く。その林には地滑りによって形成された堤が有り、水の流れはその堤で一度分かれ、その後再び合わさって、堤に沿って落ちていく。それが箭竹海瀑布である。
箭竹海瀑布の幅は大きく、落差は少ない、アーチ状の滝である。
九寨溝ホームページ;jiuzhai.comより

