宗教:
九寨溝のチベット族はボン教を信仰している。紀元前2世紀、チベットのボン教は九寨溝を含むアバ地区へと伝わり、現地の自然宗教へ溶け込んでいった。紀元6世紀には、ボン教はこの地区を支配するほどとなっていたが、紀元7世紀にチベットへ仏教が伝道して以来、衝突、弾圧されるようになった。
ボン教はアバ地区など、信徒の多い地区で基礎を固めていたため、チベット仏教の一宗派として歴史の表舞台にとどまりつづけ、独特な宗教観と文化を作り上げていったのである。
その結果、現在アバチベット羌族自治州には60ものボン教寺院がそのまま保存されているのである。
笨教(ボン教)
又の名を“笨波教(中国語音[ベンボー]教)”と呼ばれ、仏教がチベットへ伝道される以前、チベットで信仰されていた原始宗教である。ボン教は古代チベット象雄地区で、旦巴辛繞(;人名。中国語音[ダンバシンラオ])が始めたとされる。ボン教は万物に宿る精霊を信仰するもので、祭司は“興繞(中国語音[シンラオ])”;最高の祈祷師と呼ばれる。
祈祷師たちは福を呼び、厄を除ける祈祷を主旨とした宗教活動を行い、自然宗教の名残りを色濃く残す。
九寨溝ホームページ;jiuzhai.comより

