ジョカン(大昭寺)
ジョカンは、ラサの旧市街地区の中心にある7世紀中期に創建された土藩時代の寺院で、正確には、本殿であるジョカン寺とその周囲を取り囲むトゥルナン寺から構成されており、ジョンカンはその通称、大昭寺は中国語の呼ぶ名。なお、ジョカンは2000年に世界文化遺産として追加登録されている。また、ジョカンの創建に関して次のような伝説も残っている。
土藩の名君ソンツェン ガムポ王はラサに遷都し、チベットの統一を成し遂げた。やがて強大にたった土藩は唐に婚姻を迫り、唐の皇族の文成公主を迎え入れることになった。彼女はラサに到着すると、持参した釈迦牟尼像を祀る寺院の建立に乗り出し、天地の相を観察した結果、龍の頭にあたる場所にラモチェを建てた。これを聞いてネパールから嫁いできたティツン王女も寺院の建設に取り掛かった。しかし、どういうわけか夜の間に建物が壊されたため、文成公主は天象、地相を占い、ふさわしい場所を探そうとしたが、そのときラサの地形が凶相をしていることに気付け、相を変えるために湖を埋めて寺を建てることにした。こうしてできたのがジョカンだというのだ。
さらにこの話には、土砂を運ぶ際に多くのヤギを使ったことから、ラサはヤギの土地と呼ばれるようになったというおまけも付いている。
しかし、実際はソンツェン ガムポ王の死後、その菩提寺として建立された寺院で、現在ここにティツン王女の持参した十一面観音像と文成公主の持参した釈迦牟尼像(当初ラモチェに祀られていたが、いつのまにかジョカンに移された)が合わせて祀られていることから、ふたりの王妃が協力して造営したもの考えられる。
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