ミラレパ修行洞(ミラレパゆかりのチベット仏教寺院)
ニャラムの町からティンリー方面に14㎞ほど行った所に小さなチベット仏教寺院がある。谷の斜面に建っていて、その下はニャラム溪谷。もともとはカギュ派の僧院で規模も大きかったが、文化大革命で破壊され、現存する建築物は1983年以降に再建されたもの。現在はゲルク派の寺院となっており、十数名の僧侶がここで修行をしながら暮らしている。
この寺院はチベットで最も人気のある詩人かつ宗教家であるミラレパ(1040-1123年)が修行したと言われる洞窟に建てられたもの。
ミラレパに関しては、次のような伝承がある。
彼と母親は親戚からひどい扱いを受けていたが、やがて彼は魔術を覚え、親戚に復讐を果たした。しかし、その罪の重さい気が付き、悔しい改めようとタントラ仏教の大家マルパに師事することになった。やがて悟りを開いたミラレパは音楽を通してチベットの人々に仏教の教えを伝えた。
魔術を体得していたという影響なのだろうが、チベット各地には彼の聖跡がいたるところに残されている。僧侶の許可があれば触れることも許されるが、岩に残る手形にはうまく手がはまるのには、少しびっくり。
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