楽山(らくざん)
四川盆地の南西部。岷江、青衣江、大渡河の三つの流れの交わるところ。岷江を見下ろす崖に彫られた楽山大仏で知られる。成都からは高速道路が出来ており、132キロ。古くは嘉州といった。
<楽山大仏>(らくざんだいぶつ)
凌雲山を背にして岷江を見下ろすように座している。唐の時代、治水と航行の安全を祈願して、九十年の歳月をかけて彫られた。完成は803年。
高さ71メートル、幅29メートル。ユネスコ世界遺産にも指定された中国最大の石刻坐佛である。足の甲に100人が乗れるという。
「山は佛、佛は山」と言われるようにひとつの山ごと仏像になったような堂々とした構えである。
<凌雲寺>(りょううんじ)
楽山大仏に隣接。創建は唐の時代。寺のある凌雲山から望む岷江の流れの美しさは古来多くの詩人に詠まれている。北宋の詩人?蘇東坡曰く、
生まれて万戸の候に封じられるを願はず
韓の荊州と知り合うことも願はず
ただ願うは、漢嘉の守りになり
酒を載せて時に凌雲に遊ばんことを
<麻浩崖墓>(まこうがいぼ)
後漢時代に断崖に掘られた陵墓。凌雲山と烏尤山に挟まれた麻浩湾の岸壁にある。公開されている一号墓は幅11メートル、奥行き30メートル。墓門、享堂、墓堂、棺堂の四つの部分からなる。壁には羊、虎、人の彫刻が彫られている。

