イ族の虎祭
双柏県小麦地沖辺りのイ族は、旧正月の8日から 15日まで虎の節を過ごし、イ族の言葉では"羅麻"を称する。 その日、村全体成年の男は村の後で土主を拝んだ後に、祈祷師の占いを通じて8人を選ぶ。 この8人は虎の入り乱れたしま模様をはおって、 顔、足、手には虎の紋様を描い、化粧して虎になる。黒虎頭はその8人を率いて生産、生活、生殖に似る各種の踊りをする。村中の各家各戸のためにたたりを除き、幽霊を走らせ、彝族言葉では"羅麻乃轟"を称する。
双柏県小麦地沖辺りに住んでいるイ族は羅羅濮支系に属し、"阿羅"を自称する。 聞くところによると、阿羅人の祖先は山の密林の中で居住していて、常にヤマイヌのヒョウ、ニシキヘビに驚き騒がれ、阿羅人はどうにも防ぎようがない。 それから阿羅人は狩猟で得た虎の皮をむいて下りてきて、身にかぶせて"虎のダンス"に跳び始めることにした。それによって村を守り、阿羅人は虎と同じく勇猛で、いかなる悪を恐れない 。阿羅人は動物の王様ーー虎に見守れて、集落は安寧になって、農作物がよく、収穫があって、牛羊も無事になり、集落中でめでたい光景が現れた。 その後、彼らは虎のダンスを祝日として固定し、曲と大きい銅鑼の笙に供をして、それを更に生き生きと活発にさせる。
虎のダンス(また虎笙を呼ぶ)は旧正月の8日から、日に日に1頭の虎を増やして(最初は8頭)、15頭までつまり正月にくると15日となる。 虎のダンスでは手に"崩冬"というベルを持つ長者(またはトサイとよぶ)を先頭にして、虎を演じる者は全身で虎模様、そして虎の皮をはおる。 しばらく虎の皮がめったに多くない場合、フェルトを使い取って代わる。 虎の節に跳ぶ時、村には線香を差し上げて"虎の神"を供えて、戸毎に門(扉)の前から家の中にきて1度虎のダンスをして、邪気を追い払う。それによってたたりを除きて、虎の神様に守ってくれることを求める。 夜になると、畑と村にはうず高くなった火を置き始めて、虎の笙はとりでをダンスを巻く。 15頭の虎は全て出場した後に、オスとメス、年寄りと子供はみなそろっている。村全体は将来の盛んな光景のために酒肴を並べて祝賀、狂喜の一夜となる。
イ族の虎の節はとら年生まれであって、トーテムの前から残った気風に属する。民族の民間活動として、虎の笙にダンスをするのはイ族の人々に喜ばれる。

