高山病の対処法
A.高山病について理解しておくこと
①高山病を完全に予防することはできない。
②高山病だけでは死なない。
③高山病の症状の発現や病気の進行は非常に遅く、十分予測が可能である。
④天候に遮られたり地理的に下へおろすことが不可能な条件がない限り、きちんとした対応をとれば高山病で死ぬことはない。
[危険性]
①団体旅行と個人旅行は団体旅行のほうが高山病で死にやすい。
②子供は成人よりも高山病にかかりやすく、また小さい子供は高山病でみられる食欲不振や倦怠感などの不定愁訴をうまく話すことができない。 ③妊婦については高地に短期間行った場合の胎児への影響についての研究や報告はない。しかし、ほとんどの専門家は妊婦はできるだけ3600m以下にいることを勧めている。
B.高山病の予防方法
1.ゆっくりとした計画である。1日の登る高度差は500mまで、これを守る。
もしこれができなければアセタゾラミドを予防的に使用して、緊急のためにデキサメタゾンとニフェジピンを服用する。
2.脱水状態になるので、水は十分補給する。1日5リットルを目安にする。
3.大きく息を吸って、吸った空気を最後まで吐き切る呼吸法を繰り返す。
2.縦列歩行テストを実施:両足のつま先とかかとを一直線にして、平均台の上を歩くように真直ぐ歩けるかチェックしてみる。
[高山病で死なないための3点]
1:高山病の早期症状を知って、その症状の出現が判るようにする。
2:高山病の何らかの症状があったら、それ以上高い地点に上がらない。
3:同じ高度で休んでいても症状が悪くなったら低い地点に下りる。
おかしかったらすぐに低い地点まで降りるというのが鉄則である。周りの人と歩調を合わせようとするのが一番危険である。
C.高山病の治療
高山病の予防及び治療に効く薬は3種類ある。
①Acetazolamideアセタゾラミド(商品名 Diamoxダイアモックス):
②Dexamethasoneデキサメタゾン
③Nifedipineニフェジピン

