湟中の概要
湟中は西寧の西約25㎞の所に位置する西寧市管轄下の県で、その中心は標高2650mの魯沙爾鎮。チベット族、漢族、回族などが暮らす、人口のわりに小さい感じのする町だ。チベット語では、ツォンヵと呼ばれている。
湟中のような地方の町へ多くの人が訪れるのは、中国でも最大規模のチベット仏教寺院クンブム(タール寺)があるからだ。ゲルクは最大の寺院でもあるクンブムは、ゲルク派の開祖ツォンカパに由来する寺院で、遠くから参拝に訪れるチベット族の人々でいつもにぎわっている。
ツォンカパは1357年、ここツォンヵに生まれた。ツォンヵパとはチベット語でツォンヵの人という意味。本名はロプサン・グッパ、通称をジェ・リンポチェといった。5歳で生存の僧寺に飽き足らず、ゲルク派という戒律に厳しい宗派を興した。その後、ラサ郊外にガンデン寺を建立し1419年に没するまでに多くの弟子を育て、ゲルク派発展の基礎を築いた。
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