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チベット高原、人類最後の楽園 

時間:2007-9-28 11:25:00
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チベット高原、人類最後の楽園 

 「香巴拉並不遥遠、那就是我們我們的家郷‥‥(シャンバラは遠くにあらず、そこがわたしたちの故郷である‥‥‥)」

 これはチベット族の歌手、ジャムヤァンジェの歌である。「シャンバラ」はチベット語で理想郷の意味で、チベット族なら、誰もが知っている。チベット地域に入ると、「シャンバラ」についての伝説もよく耳にする。シャンバラに入る入り口は、西チベットの首府であるシガツェである。伝説によると、昔理塘県から少年ラマが扎什倫布寺の長老からシャンバラに入る「路引」(案内)をもらって、夢にも求めていたシャンバラに入ったとある。

 その一方でチベットの史籍『新紅史』によれば、この地は「インド王統、シャンバラ王統、吐蕃王統、漢地歴朝帝王伝承、モンゴル王統、西夏王統及び宋元明時期西蔵地方割据勢力」7つの王朝から成り、そのうちの6つは歴史に実在したが、「シャンバラド王統」だけは空想したものか判定はできないとされ、一部の研究者たちはこの王統も歴史に存在したと考えている。そして英語「shangrila」(シャングリラ)という言葉は、「シャンバラ」からきている可能性が十分ある。シャングリラとは、1933年に出版されたジェームズ・ヒルトンの小説『失われた地平線』の舞台となった伝説の雪に覆われた山の中の楽園である。この小説は映画化され、しかもアカデミー賞まで受賞した。実はヒルトンはチベットに行っていない。彼が小説を書くにあたって参考にした資料の1つが、アメリカの国籍を持つオーストリアの植物学者ヨーセフ・ラック博士の書いた記事だった。

 ヨーセフ・ラック博士は彼女を発見してから、「シヤングリラ」(shangri1a)という地名は、「俗世間外の桃園境」という意味で英語辞典に入って、その名声が全世界に聞こえている。この夢のような神仙の住む所がヨーロッパとアメリカの人々に引き起こした大自然に回帰したい熱烈な渇望は、いつまでもやむことがない。数年前から毎年ここへ魂の庭園を探しに来る各国の観光客は絶えず、身体と霊魂にこの「俗世間外の桃園境」で一種の凡俗を超越する沐浴を、心ゆくまで体験させるのである。

 ここ数年カム地方一帯では、シャングリラの「発見」が相次いでいる。まず雲南省西北部の中甸県がシャングリラといわれ、いまは名前まで変わってシャングリラ県になっている。続いて数年前から開放された稲城は最後のシャングリラと名付けられ、こここそ本物と主張した。そして、最近では理塘に最も綺麗なところ、最後最後のシャングリラを見つけたという噂もある。だちらにせよもし本当のシャングリラが存在するならば、その場所はカム地方にあるだろう。

 というのはカム地方は、世界で最後に残された優麗な花の宝庫である、春になると、まずシャクナゲ類が咲き,続いてサクラソウ類とケシ類の花が開く、特に7月のカム地方は至る所に数多くの奇花異草の花園が出現し、夢のような光景が広がっていく。

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