<金塔県(きんとうけん)の見所>
肩水金関遺跡(けんすいきんかんいせき)
酒泉の東北130キロ、金塔県のエジナ河(額済納河)の東岸にある。漢代に河西に出入りする通路を守る関の役割を果たしていた。北は居延塞(現,内蒙古自治区額済納旗)に至り、南は肩水都尉府と肩水侯官を守る。
「金関」とは「固きこと金湯(金城湯池)の若し」という意味。1934年の調査でに漢代の簡850枚を発見。されに、1974年にも発掘調査が実施されている。
関門のなかに砦が築かれている。北壁36.5メートル、南壁35.5メートルの砦であったが、現在は東壁を24メートル余り残すのみである。
出土されたものは、1万1000枚余りの漢代の簡、印章、硯、木像、貨幣、銅製の刀・剣・矢、小麦、大麦、黍、筆硯、木版画など多岐にわたる。
肩水侯官遺跡(けんすいこうかんいせき)
地湾城ともいう。面積22.15平方メートルで、周りの壁は土をつき固めて築き高さは約10めーとる。南面の中央に門がある。規模と形式から、漢代の肩水侯官の所在地であったと考えられる。
肩水都尉府遺跡(けんすいといふいせき)
大湾城ともいう。長さ350メートル、幅250メートルの長方形。城壁の高さは8メートル。土をつき固めて築かれ、保存状態がいい。
東面の中央に城門があり、東北隅と東南隅に望台がある。1930年に漢代の簡を1500枚余り発見されている。