衛星写真でも確認できる世界最大の城壁・万里の長城。その規模は、東は河北省の山海関から西は甘粛省の嘉峪関まで全長6350Kmにもおよびます。中国の距離単位で1万里以上になることからこう名付けられました。
長城の歴史は、紀元前7世紀頃、斉が現在の山東省に築いたのが起源とされています。その後、戦国時代の国々が各地に長城を築き、紀元前221年に中国統一を果たした秦の始皇帝が、北方の遊牧民族の侵入を防ぐために、それらをつないで大城壁にしました。
しかし、この防護壁は過去に幾度と崩されました。レンガや石材を使用した現在の形は明代に築かれたもので、モンゴル族の侵入を防ぐための一層の強化策と考えられています。
現在は中国最大の歴史的観光スポットのひとつとなり、訪れる人は後を絶ちません。雄大な景色を眺め、悠久の時の流れに思いを馳せてみるのもいいかもしれません。
◆アクセス
万里の長城観光の拠点となる北京では、地域内の4カ所が一般公開されています。市内からは、それぞれ観光バスが運行しています。北京へは成田・関空・名古屋・福岡などから各航空会社の定期便が出ています。