天下第一の奇山としてその名を馳せている黄山は、長江(揚子江)の下流に近い安徽省の南部1200?(風景区154?)に広がっています。伝説の帝王・黄帝がこの山で修業し仙人になったという伝説から、唐の時代に「黄山」と名付けられました。
また、黄山は中国の十大風景名勝地の中で唯一の山岳風景区であり、標高1800m級の蓮花峰、光明頂、天都峰をはじめ大小72峰からなります。まるで水墨画からそのまま抜け出したような風景は、「奇松」「奇石」「雲海」「温泉」の4つの景観が複合し、多くの旅人や画家、詩人を魅了してきました。
唐の詩人・李白は「芙蓉(蓮の花の漢名)の蕾」と喩え、明の地理学者・徐霞客は「黄山に登れば、天下に名高い五大山すらも見る気にならない」と驚嘆しました。
現在でも世界各地から画家や登山客が、毎年約150万人も訪れています。登山の苦労は一入ですが、その先には息をのむ絶景が待っていることでしょう。
◆アクセス
黄山へは上海のほか、北京や広州など10数路線が開通している黄山空港の利用が便利です。上海から黄山空港へは約1時間、その後空港から黄山まではバスかタクシーで約1時間30分~2時間です。また、杭州からの高速道路が開通し、自動車での移動も可能になりました(約5時間)。