三国時代の蜀の都として、また唐代には詩人・杜甫が住んでいたことでも有名な成都。そこから北西へ400Km、チベット文化が色濃くなってきたところに黄龍風景区が広がっています。
黄龍溝は、岷山山脈の主峰・雪宝峰(標高5588m)を望む玉翠峰のほとりに深く亀裂した渓谷。樹海の中で燦然とエメラルドグリーンに輝くのは3400以上も連なった湖沼です。湖底の岩石には炭酸カルシウムを含む地下水による乳白色の結晶体が付着していて、それが光の角度や加減で豊かな色彩の変化を生み出しているのです。このような湖沼が起伏しながら曲がりくねった峡谷に連なる様が、まるで黄龍が岩間を駆け抜けるように見えたことから蕫黄龍溝﨟と名付けられました。
風景区内の自然は手つかずのまま。湖沼の神秘的な美しさと周囲の珍しい植物、万年雪をいただいた峰々の眺めが渾然一体となり、九寨溝とともに中国屈指の秘境として讃えられています。
◆アクセス
成都から空路で川主寺(九黄)空港へのアクセス(約40分)が便利です。九黄空港からは車で約1時間半です。尚、成都(成都双龍国際空港)へは、日本からの直行便はありません。上海・香港などでの乗り継ぎが便利です。