(二)兵馬俑軍陣の編列
古代、軍隊は作戰の時、一定の隊形にしている。これは「軍陣」という。1号坑の中には陶俑、陶馬が6000体ぐらいあった、長方形の大型の軍陣となっている。編列の方法として、前端には軽裝歩兵俑の橫列が三つあって、各列には俑が68体あって、全部で204ある。これは軍隊の先鋒である。先鋒の後には軍隊の主体で、戰車と歩兵の縱隊は38あった、かわるがわるになっている。軍陣の左と右の両側には外向きの歩兵俑の列が一つあって、これは軍陣の二つの翼で、両側からの襲撃を防くためである。軍陣の最後には歩兵俑の橫隊が三つあって、軍陣の後の警備隊として敵の襲撃を防いでいる。ここからその組織の嚴密さがうかがわれる。
1号兵馬俑坑の軍陣
2号兵馬俑坑には軍陣は曲尺の形で、四つの小型の軍陣からなっいる。一番目の小軍陣は前端なあって、跪き射り俑、立射り歩兵俑からなった方形の軍陣である。跪き射り俑は軍陣の真中にあって、立射俑はその四周にある。二番目の小軍陣は右側にあって、64両の戰車からなった方形の軍陣である。三番目の小軍陣は曲尺形の軍陣の真中にあって、戰車、歩兵、騎兵からなった長方形の軍陣である。四番目の小型軍陣は曲尺形の軍陣の左側にあった、108の騎兵からなった長方形の軍陣である。以上の四つの小軍陣は多兵種を混合的に編成していて有機的に一つの大型の軍陣をなしている。各小軍陣は分けて自分で作戰もできるし、合わせたら、多兵種作戰の威力を発揮
する。
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2号兵馬俑坑の局部 2号兵馬俑坑跪き射り俑の出土情况
3号兵馬俑坑には指揮車が一つあって、歩兵俑が64ある。
歩兵俑は皆警備用の銅製の殳を持って、互いに面して、道路をはさんでいだ。警備がきわめて嚴重である。3号坑から出土したものには古い祭りのための鹿の骨、動物の腐った骨があった。古代作戰の前に、祖先や神樣に祈りをささげて、自分が勝つように願う。3号坑は、1、2号兵馬俑の軍陣を統帥する指揮部である。
1、2、3号兵馬俑坑の中の8000ぐらいあった兵馬俑の編列の情況は古代の軍陣を如実に表わしている。その規模は巨大で、計り知れない勢いを持って、秦の軍隊の雄大さを生き生きと反映している。
3号兵馬俑坑の局部

